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ずっと憧れた断熱材のセルロースファイバー施工完了!

セルロースファイバーの断熱材って憧れますよね!ただ高い!!でも探せば比較的安価で建てられる工務店さんもあるかも?!家づくりって大変で妥協したくなる時もあるけど、諦めないで最後まで頑張りたいですね♪


 
戸建て住宅では色々な断熱材を使用しています。一般的にはグラスウール、発泡ウレタン系による吹付、ロックウール、ポリスチレンフォーム、羊毛など色々あるのですが、私達が断熱材で注目したのは納得住宅工房の見学会で知った「セルロースファイバー」でした!
 
セルロースファイバーに注目して調べていたら私達がお願いすることになった工務店「アコルデ」さんと出会うことになった訳です。
 
そのセルロースファイバーが施工されたのでその様子を紹介です!
 
 
 
 

セルロースファイバーって何なのよ

 
セルロースファイバー、直訳すると”植物のセンイ”という意味になるのですが、それだとピンとこない人が沢山いるかと思います。
 
名前はカッコイイけど、簡単に言えば新聞紙などの古紙を細かく刻んでホウ酸やホウ砂と混ぜたものです
 

 
 

セルロースファイバーの特徴

 
 
【吸音性】
 
断熱材の中でセルロースファイバーの一番優位性はなんといっても吸音性能です。繊維自体の空気泡により、入射した音エネルギーを熱エネルギーに置換する作用があるので吸音・遮音性が高いです!これは発泡ウレタン系にはない特徴です。
 
 
【断熱性】
 
断熱性能的にはセルロースは0.040[W/(m・K)]で高性能グラスウール0.038より少し低いくらいで同レベルになります。
 
(ちなみに、数字が小さいほど断熱性能が高いことを示します。)
 
グラスウールと聞くと、安い建売などが使っている断熱材と想像しがちですが、勘違いしてはいけないのが高性能グラスウール自体は断熱性能は良いのです。ただ、正しく施工することが難しい。大工さんによっては断熱の正しい知識を持たずに施工し、熱欠損が発生してしまい、断熱性能が大きく低下する可能性があります。
 
発泡ウレタンの吹き付け施工や、セルロースの吹き入れ施工はそれぞれ専門業者が行う為、施工ミスの可能性が減ります。
 
家作りで大切なのは正しい施工です!正しく施工されていれば安い建材でも性能の良い家は出来ると思います。
 
 
【調湿性】
 
一般的な発泡ウレタンによる吹付断熱は、吸放湿ができないのですが、セルロースは水分の吸放出性を持っています。木質繊維の持っている吸放湿性により、表面結露、内部結露を防ぐ効果があります。
 
 
【防熱性】
 
セルロースファイバーはホウ素系薬品を使用しているので、防燃処理がなされており、準不燃材料に合格しています。万が一燃えても、有害物質を発生せず燃え広がるのに時間がかかります。
 
私もアコルデさんのモデルハウスで実際にセルロースに火をつけた実験をしましたが、すぐに消えることがよく判りました!
 
 
【防虫性】
 
ホウ素系薬品を使用しているおかげで白アリ・ゴキブリなど、害虫を寄せ付けない効果があるとの事です!ネズミなどを近づけない忌避効果もあるそうですよ!
 
家の見えない部分に生物が繁殖されてしまうのはやはり怖い。他の断熱材にはない特徴なので嬉しい効果です。
 
 
私達がセルロースファイバーに惹かれたのは全体的な性能バランスであり、特に専門業者による吹き込み施工になるので施工不良による断熱性能低下を防げることと、将来ピアノを家に設置する可能性があるので吸音・遮音性能が良い部分が気に入りました!
 
 
 

セルロースファイバーのデメリット

 
よく言われているデメリットを下記に記載しますね!
 
 
【価格が高い】
 
やはり発泡ウレタンの吹き付け断熱より施工費は高くなります。セルロースファイバーを断熱材で利用している建築会社は坪60万以上の価格帯で家を作っている所ばかりです。
 
しかし!アコルデさんで建てるとセルロースを断熱材に利用しても建物の価格は安いですよ!ローコスト住宅に当てはまるような価格帯の建物でセルロースファイバーを使えるのはアコルデさんだけです!
 
 
【経年による沈下】
 
よく言われるのが、何年も経過した時にセルロースファイバーが自重により壁内で沈下してしまうのではないか。ということ。
 
おそらく沈下する可能性は0とは言えないとはおもうのですが、こちらのサイトでは10年経った家のセルロースの壁内の様子を紹介していました。
 
「断熱材『セルロースファイバー』は沈下するのか?」確かめてみた。
 
この例では沈下は認められず。
 
自分的には多少の沈下はあるでしょうが、施工がきちんとしていれば沈下することは少ないのではないかという事。それよりもセルロースを支えているシートが破けたり、停めている針がセルロースの自重に耐えられなくなったりすることの方が心配かも(^_^;)
 
まぁ、どの素材もメリット・デメリットはありますので。
 
 
 
 

セルロースファイバーが家に届いた!

 
建築中の家で現場監督のS木さんと会話していたら佐川急便さんがやってきて、セルロースファイバーを持ってきました!
 
なんと普通に宅配で来るんですね(笑)
 

 
トラック1台分入ってます(笑)
 
これを家に入れていくのですが・・・。本来手伝う必要は全くないのですが、思い出作りとして自ら志願して、佐川急便さんとS木さんと相太でピストン輸送で家の中に運びました!
 
 

 
セルロースが圧縮して入っている為か、そこそこ重みを感じます。10キロ以上あったかな?これを60個近く家の中に入れるのでちょっと大変でした。
 
でも、佐川急便の方も「助かっちゃいましたよ~!ありがとうございました」
 
って言ってくれたし、満足満足!
 
実際に吹き入れるところは平日で仕事で見れないので、こうやって搬入を関われたのは良かったかな~(^^)/
 

 
 
 
 

セルロースファイバーの施工完了!

 
セルロースの搬入が終わって、1週間後に現地確認に来たら、セルロースファイバーはすでに吹き入れが完了していました!
 
家に入ってすぐに判ったんですけど、家の中がレコーディングスタジオに入った時のような音が吸収されるような感じを受けます。
 
雪が降った日の静けさと似てるかな?
 
セルロースファイバーの効果を早速感じることが出来ました!
 
 

 
壁一面にシートが張り付けてあって、穴がポコポコ空いていて、そこから吹き入れたようです。穴は養生テープ?でふさいであったけど、これは最終的には他のテープに変えるのだろうか?石膏ボードとか貼るからふさぐ必要ないのかな?
 
 

 
 
セルロースファイバーが施工され、だいぶ家が出来てきた実感がわいた日でもありました~!

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